いまさら聞けない！図柄入りナンバープレートってなに？
いまさら聞けない！図柄入りナンバープレートってなに？
ナンバープレートといえば普通自動車（自家用）は白、普通自動車（事業用）は緑、軽自動車（自家用）黄色が一般的ですよね。
ナンバープレートの色で普通自動車なのか軽自動車なのかを判断している方も多いと思います。
以前は無地が主流だったナンバープレートですが、最近では図柄が入ったナンバープレートを見かけるようになったと思いませんか。
実は国土交通省では、2017年から”走る広告塔”として、大会を盛り上げることや地域を元気にすることを目的とした、「図柄入りナンバープレート」の交付を開始したんです。
ここでは、図柄入りナンバープレートの種類やその申込方法などをご紹介いたします。
図柄入りナンバープレートの種類をみてみよう
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様のナンバープレートは記憶に新しい方も多いかと思います。
図柄入りナンバープレートには、地域を限定せず申し込みが出来る全国版と、限定した地域のみで申込が出来る地域版があります。
全国版図柄入りナンバープレート
全国版図柄入りナンバープレート-令和4年度版-
大阪・関西万博ナンバープレート
地方版図柄入りナンバープレート
地方版図柄入りナンバープレートの取り組みは、2018年の第1弾以降、2020年に第2弾、そしてつい先日、2023年の10月23日に第3弾の交付がスタートしました。
地方版図柄入りナンバープレートの一部をご紹介します。
ゆるキャラや球団キャラ、名産品など、ひと目で「〇〇県だ！」と分かる魅力的なデザインが多くあります。住んでいる地域に愛情を感じる取り組みですよね。
※出典（国土交通省「https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk6_000036.html」を加工して作成
1,000円以上の寄付をすることでフルカラー版への変更が可能
図柄入りナンバープレートにはフルカラー版とモノトーン版の2種類があります。
寄付金がない場合はモノトーン版の交付となります。
また、自動車の区分を明確化するために、事業用の登録自動車の図柄入りナンバープレートには「緑色」、軽自動車の図柄入りナンバープレートには「黄色」の縁取りを実施しています。
首里城復興支援！首里城図柄入りナンバープレートが登場
第3弾で首里城がデザインされた沖縄県のナンバープレートの申込ができるようになりました。
今まで第1弾、第2弾と沖縄県のデザインは無かったので、今回が初登場となります。
沖縄県では、2019年10月に焼失した首里城復興を願い、2022年8月に県内在住者を対象にデザインを公募しました。
171点（117名）の作品が集まり、その後、オンライン等による県民投票の結果、4,888票を獲得した伊藤聖菜（いとう せいな）さんのデザインがみごと最優秀賞に選ばれました。
沖縄県を象徴するシーサーと首里城のイラストは遠くからでも首里城の全体像が把握でき、ナンバーの視認性は損なわない工夫がされており、那覇市の花、ブーゲンビリアがアクセントとなって、沖縄らしいデザインとなっています。
2023年9月25日から申し込みがスタートし、2023年10月23日から交付がスタートしていますので、実際に装着している車両にあえる日も近いかもしれません。
図柄入りナンバープレートの申し込み方法や気になる料金は？
図柄入りナンバープレートを申し込むことができる車両は、登録自動車の自家用・事業用および軽自動車の自家用になります。
事業用軽自動車、二輪車は図柄入りナンバープレート取り付けの対象外となっています。
字光式のナンバープレートの取り扱いもないようなので、注意が必要です。
●申込方法
（1）ご自身でWEB申込をする
インターネットで「図柄ナンバー申込サービス」と検索するか以下のリンクに直接アクセスをして、申込が可能です。
（2）お近くのディーラー・整備工場に相談する
新車・中古車の購入時はもちろんですが、現在乗っている車のナンバープレートを番号の変更をせずに図柄入りナンバープレートに変更することも可能です。
●交付料金
図柄入りナンバープレートの交付料は地域によって異なります。
国土交通省のリンクをご参照ください。
※出典（「国土交通省」PDF）
ディーラーや整備工場等に依頼をする場合は交付料と別に申込代行手数料が発生する場合もあるので、必ず事前確認を行ってください。
●寄付金による地域振興等
ナンバープレートの交付料に1,000円以上の寄付をすると、フルカラーのナンバープレートを選択することができるそうです。
※寄付のない場合はモノトーン版のみになります。
●交付までの期間
申込（入金確認）から交付まで、約2週程度かかると言われていますが、申込が混みあった場合などは日数を要する可能性がありますので、あくまでも目安として認識しておいた方がよいでしょう。
車を買い替えたり、廃車になった場合はどうなる？
基本的に、一度交付されたナンバープレートには使用期限はありません。
車を買い替えたり、廃車になるなど、ナンバープレートを変更する事由が発生しないかぎり、使用し続けることが可能です。
ナンバープレートとしての用途が終了した後も不正使用防止のための穴を開けたうえで、取り外した図柄入りナンバープレートを記念に受け取ることができます。
図柄入りナンバープレートの交付期間は一定期間定めがあります。
タイミングを模索しているうちに気づけば交付が終了していたということも、今後起こりうる可能性があります。
特に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様のナンバープレートや大阪・関西万博ナンバープレートのように、大会やイベントを盛り上げるために考えられたデザインはそのイベントの終了にあわせて、交付も終了する傾向にあります。
車好きな人の間では、その時代を愛車とともに過ごした証として図柄入りナンバープレートを記念保管しているかたもいらっしゃるそうです。
まとめ
・図柄入りナンバープレートのことを知ろう
・首里城図柄入りナンバープレートで復興支援しよう
・愛車との思い出に図柄入りナンバープレートを保管しよう
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