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2025/04/30 NEW
維持費 個人売買 中古車

自動車の維持費はいくら?年間コストで見る車種別比較と費用を抑えるコツ

自動車の維持費は、単に燃費や税金だけでなく、保険料や車検費用、メンテナンス費用など多岐にわたります。

車種ごとにこれらのコストの構造は異なり、総合的な年間費用を把握することが、賢い車選びには不可欠です。

そこで本記事では、軽自動車、普通乗用車、SUV、輸入車など代表的な車種ごとに、維持費の内訳と目安を詳しく紹介していきます。

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自動車の維持費の主な内訳

まずは自動車の維持費にはどのようなものが含まれるのか、具体的に解説していきます。

自動車税・重量税

自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課される税金で、排気量に応じて金額が変わります。

軽自動車は一律約10,800円、普通車は25,000円以上が一般的です。重量税は車両の重さによって決まり、新車購入時と車検ごとに支払います。

また、エコカー減税対象車は軽減措置を受けられる場合もあります。

これらの税金は保有しているだけで毎年かかる固定費のひとつなので、車種選びにおいて重要な要素として押さえておきましょう。

任意保険料

任意保険は法的義務ではないものの、事故時の損害補償に備えるため多くの人が加入しています。

対人・対物補償、車両保険、搭乗者傷害保険などが含まれ、契約内容によって金額は大きく変わります。

年間保険料の目安は軽自動車で3〜5万円、普通車で5〜10万円程度ですが、等級や年齢、使用目的によって差が出るものです。

できるだけ費用を抑えたい場合は、比較サイトを活用して定期的にプランを見直し、保険料を抑えていきましょう。

車検費用と点検整備費

車検は新車購入から3年目、その後は2年ごとに義務付けられた法定点検です。

費用には、検査代・整備費・法定費用(重量税・自賠責保険・印紙代)が含まれています。

相場としては軽自動車で5〜8万円、普通車で8〜15万円前後と考えましょう。

加えて、車検外の定期点検や消耗品の交換費用も必要です。走行距離が多い車や年式の古い車ほど、整備費用がかさむ傾向があります。

予防整備でトラブルを防ぐことが結果的にコスト削減につながります。

燃料代

燃料代は、車の使用頻度や燃費性能、ガソリン価格によって大きく左右される変動費です。

たとえば燃費15km/Lの車で年間10,000km走行すると、ガソリン単価170円で年間約11万円程度が目安となります。

軽自動車やハイブリッド車は燃費が良く、燃料代を抑えやすい一方、SUVやミニバンなど車体の大きい車は燃費が悪く、負担が増えます。

燃費は維持費全体の中でも節約効果が出やすい項目です。

タイヤ代

タイヤは走行距離や使用年数に応じて定期的な交換が必要な消耗品です。一般的には3〜5年または3〜5万kmが交換の目安とされます。

軽自動車で1本5,000円前後、普通車で1本1万〜2万円、SUVや大型車ではさらに高額になります。

冬季はスタッドレスタイヤの購入が必要な地域もあり、タイヤ保管スペースや交換工賃も含めた出費が発生すると認識しておきましょう。安全性と維持費の両面で、計画的な交換が求められます。

その他費用

その他の維持費としては、駐車場代・洗車代・オイルやバッテリー交換・消耗品・高速料金などがあります。

特に都市部では月額駐車場代が高額で、1〜3万円かかることも珍しくありません。また、カー用品やナビ、ドラレコなどの装備費も加わることがあります。

そのほかにも故障や事故による突発的な修理費も維持費に含まれるため、年間数万円の予備費を見込んでおくと安心です。

車種別の維持費の違い

車を選ぶとき、車両本体の価格だけでなく年間維持費も大きな判断材料になります。ここでは、代表的な車種別に維持費の特徴を比較し、それぞれのポイントを解説します。

軽自動車の維持費

軽自動車は、コンパクトなサイズと優れた燃費性能が魅力で、維持費の安さも大きなメリットです。自動車税や保険料がほかの車種に比べて低く抑えられ、燃料代も少なく済みます。

買い物や通勤など日常の足として活躍する場面が多く、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。

項目 費用/年(目安)
自動車税 約10,800円
保険料 約40,000円
車検費用 約50,000円
燃料費(月1,000km) 約60,000円
メンテナンス費 約20,000円
合計 約180,800円

普通乗用車の維持費

普通乗用車は、軽自動車よりも広い車内空間と走行時の安定感が特徴です。

車体が大きくなる分、税金や保険料、燃料代などの維持費はやや高めですが、日常使いから長距離ドライブまで幅広い用途に対応できる万能な存在です。

家族でのお出かけや通勤、趣味のドライブなど、さまざまなシーンで活躍します。

項目 費用/年(目安)
自動車税 約30,000円
保険料 約60,000円
車検費用 約80,000円
燃料費(月1,000km) 約100,000円
メンテナンス費 約30,000円
合計 約300,000円

SUVの維持費

SUVは高い走行性能と積載力を備え、アウトドアやレジャーなどアクティブなライフスタイルにぴったりの車種です。

車重が重いため燃費はやや悪くなりますが、走行時の安心感や利便性の高さは大きな魅力です。長距離の移動や悪路走行が多い方には、頼もしい相棒となるでしょう。

項目 費用/年(目安)
自動車税 約40,000円
保険料 約80,000円
車検費用 約100,000円
燃料費(月1,000km) 約120,000円
メンテナンス費 約40,000円
合計 約380,000円

ミニバン(ファミリーカー)の維持費

ミニバンは、大人数が乗れる広々とした車内空間が特徴で、家族での移動や送迎に最適な車種です。

維持費はSUVと同程度で、税金や燃料代はやや高めですが、その分、ファミリー向けの装備や安全性能が充実しています。

特に家族旅行やお子さまの送迎が多い家庭では、安心して選べる選択肢と言えるでしょう。

項目 費用/年(目安)
自動車税 約40,000円
保険料 約80,000円
車検費用 約100,000円
燃料費(月1,000km) 約120,000円
メンテナンス費 約40,000円
合計 約380,000円

スポーツカーの維持費

スポーツカーは、圧倒的な走行性能とデザイン性の高さが魅力ですが、その分維持費は高めになります。

高性能なエンジンを搭載しているため燃料代が多くかかり、保険料や税金も割高です。

走りを楽しむ趣味性の高い車種であり、日常の足というよりは、特別な時間を過ごすための贅沢な選択肢となります。

項目 費用/年(目安)
自動車税 約50,000円
保険料 約100,000円
車検費用 約120,000円
燃料費(月1,000km) 約140,000円
メンテナンス費 約60,000円
合計 約470,000円

輸入車の維持費

輸入車は、ブランド力やデザイン性の高さが際立つ存在です。性能や快適性は申し分ありませんが、部品代や整備費用が高額になりやすく、維持費も国産車に比べて高めになります。

車そのものにこだわりがあり、見た目やステータス性を重視する方にとっては、納得できる選択肢となるでしょう。

項目 費用/年(目安)
自動車税 約50,000円
保険料 約120,000円
車検費用 約150,000円
燃料費(月1,000km) 約140,000円
メンテナンス費 約80,000円
合計 約540,000円

条件別の維持費の違い

維持費は車種の違いだけでなく、そのほかの条件によっても左右される部分が多いです。

ここでは代表的な2つの観点を解説していきます。

新車と中古車の維持費の違い

新車と中古車では、購入価格だけでなく維持費の構造も異なります。新車は故障リスクが低く、メーカー保証が付くため、初期のメンテナンス費用が抑えられるのがメリットです。

車検も初回は3年後で、その後2年ごとが基本となります。反対に中古車は購入価格が安い反面、経年劣化による修理や部品交換が必要になるケースが多いです。

特に年式が古くなるほど、車検時の整備費用が高くなる傾向があります。

また、任意保険料は、新車では車両保険を付ける割合が高く、中古車は省略する人も多いため、その分コストに差が出ます。

総合的に見ると、中古車は短期的な負担が軽く、新車は長期的な安心感が得られるといえるでしょう。

都市部と地方のコスト差

都市部と地方では、車の維持費に大きな差が出るポイントがあります。

最も大きいのが駐車場代で、都市部では月額1〜3万円、都心では4万円を超えることも少なくありません。

一方、地方では無料または5,000円程度のケースも多く、年間で10万円以上の差が生じることもあります。

加えて、都市部では交通渋滞や信号が多く、燃費が悪化しやすい反面、地方ではスムーズに走れる道路が多く、燃料代も節約しやすい環境です。

しかし、地方では自家用車が生活必需品となるため、所有台数が多くなるほど、当然ながら維持費がかさみます。

反対に都市部では公共交通の利用が進んでいることから、所有自体を見直す選択肢も検討するべきでしょう。

維持費を抑えるためのポイント

ここまでの内容を踏まえて、自動車の維持費を抑えるポイントをまとめていきます。費用を抑えたい場合は、ここで紹介する4点から見直していきましょう。

任意保険を見直す

任意保険は毎年見直すことで大きな節約効果が期待できます。保険会社によって料率や割引制度が異なるため、一括見積もりサービスを利用し、複数社を比較するのが効果的です。

等級が上がると保険料は下がりますが、補償内容を過剰に設定しているケースもあるため、必要最低限の補償に絞ることも重要です。

特に車両保険は新車や高額車両向けですが、年式が古くなった車では省略する選択肢もあります。

年齢条件や使用目的(通勤・レジャーなど)を適切に設定し直すことで、保険料を年間数万円単位で削減できる場合もあるため、毎年の更新時にチェックを忘れずに行いましょう。

定期メンテナンスで大きな修理を防ぐ

維持費を抑えるには、定期的なメンテナンスが不可欠です。オイル交換、タイヤの空気圧調整、バッテリー点検などの小さな手入れを怠ると、エンジンや駆動系のトラブルにつながり、高額な修理費が発生する恐れがあります。

たとえば、オイル交換を怠るとエンジンが焼き付いて修理費用が数十万円に達することもあります。

定期点検は1回あたり1万〜2万円程度かかりますが、大きな出費を未然に防ぐ保険と考えるべきでしょう。

また、車検とセットで割引になるプランもあるため、計画的な整備を心がければ、安心して長く車を使い続けることができます。

カーリース・カーシェアなどの選択肢を検討

車の維持費を抑える方法として、所有にこだわらず選択肢を広げることが重要です。

例えば月々定額で利用できるカーリースは税金や保険料、メンテナンス費用がすべて含まれているプランが多く、突発的な出費を避けたい人に適しています。

必要なときだけ利用するカーシェアは、特に都市部での利用頻度が少ない人に向いているでしょう。

このように、ライフスタイルや利用頻度に応じて、所有か利用かを柔軟に選ぶことが維持費削減につながります

ライフスタイルと用途に合った車を選ぶ

自分のライフスタイルに合った車を選ぶことが、維持費を抑えるための基本です。

たとえば、通勤や買い物中心であれば軽自動車やコンパクトカー、アウトドアや長距離移動が多いならSUVやミニバンが適しています。

必要以上に大きな車や高性能な車を選ぶと、燃費や税金、保険料などがかかってしまうため、用途に見合った車選びが重要です。

また、住んでいる地域によっても選択肢は変わります。都市部なら小回りが利く車、地方なら耐久性や積載性を重視するなど、生活環境に合った車を選ぶことで維持費の最適化が図れます。

自動車の維持費についてよくある質問

Q.自動車の維持費には何が含まれますか?

主な維持費は、自動車税・重量税・車検費用・任意保険料・燃料代・駐車場代・メンテナンス費用などです。車の使い方や地域、車種によって大きく異なります。

Q.軽自動車と普通車では、どれくらい維持費が違いますか?

自動車税だけでも、軽自動車は年10,800円〜に対し、普通車は25,000円〜と2倍以上の差があります。加えて燃費や保険料も軽の方が安く、全体的にコストを抑えやすいです。

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自動車の維持費は、車種・地域・使い方によって大きく異なります。軽自動車やコンパクトカーは燃費や税金が安く、SUVやミニバンは利便性が高い反面、コストがかさみます。

また都市部と地方でも駐車場代や燃料費に差があるなど地域によっても異なるので、車を購入する際はその地域の車事情を把握しておくことが大切です。

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