自分でできる車のメンテナンス方法8選!費用を抑えるポイントも解説
車を所有していれば定期的に車検に出しますが、使用環境や走行距離によってはメンテナンスが必要な場合もあります。
しかし毎回専門業者に依頼していては費用も掛かってしまうので、簡単なメンテナンスであれば自分で対応することも検討してみましょう。
そこでこの記事では、個人でもできる8つの車のメンテナンス方法から、費用をできるだけ抑えるコツを解説していきます。
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車のメンテナンスの必要性
車のメンテナンスは、車本来のパフォーマンスや安全性、耐久性を保つために必要不可欠です。以下にその理由を詳しく解説します。
安全性を確保する
定期的な車検があるように、車の安全性を確保するためにはメンテナンスが必要不可欠です。
例えば、ブレーキパッドやエンジンに関する故障があると事故に直結しかねません。
またタイヤの状態をチェックしておき、適切な空気圧を保つことも重要です。摩耗したタイヤはグリップ力が低下し、雨天時の滑りやすさが増します。
車のパフォーマンスを維持する
エンジンオイルやフィルターなどの定期的な交換は、エンジンのパフォーマンスを維持するために欠かせません。
エンジンオイルが古くなると潤滑性が低下し、エンジン内部の摩耗が進むため、燃費が悪くなります。
また、スパークプラグが劣化してしまうと点火効率を低下させるので、エンジンのパフォーマンスを損ないます。
このように車に乗るほど劣化が進んでしまうため、快適に運転をするためにもメンテナンスは必要です。
将来的な修理コストを削減する
常に予防的なメンテナンスをしておけば、車にとって致命的な故障を引き起こすリスクが減り、結果的に高額な修理費用を払わなくて済む可能性が高まります。
もし車を売却して乗り換える際にも価値が低下しにくくなるので、中古車として売却する予定の場合は特に欠かせません。
定期的なメンテナンス履歴がある車は購入者にとっても信頼性が高く、より高い価格で売却できる可能性があります。
自分でできる車のメンテナンス方法
車のメンテナンスは難しく感じますが、個人でもできる内容が数多くあります。
エンジンオイルのチェックと交換
個人でもメンテナンスをしやすいのが、エンジンオイルの交換です。頻繁に長距離を運転する車は交換の機会も増えるので、自身で行って費用を削減しましょう。
【確認方法】
- 車を平坦な場所に停車させエンジンを冷やす
- ボンネットを開けオイルディップスティックを引き抜く
- スティックを拭き取り再度挿入してから再び引き抜く
- オイルレベルが「LOW」マークと「FULL」マークの間にあることを確認する
- オイルが汚れている場合は交換が必要
【交換方法】
- オイルパンのドレンプラグを緩めて古いオイルを排出する
- オイルフィルターを取り外し新しいフィルターに交換する
- ドレンプラグを締め新しいオイルをエンジンに注ぐ
- オイルレベルを再度確認し適切なレベルまで補充する
タイヤの点検と交換
ジャッキアップの使用方法がわかる方は、自身でタイヤの点検と交換を行いましょう。
【タイヤのチェック方法】
タイヤの空気圧をチェックし、必要に応じて空気を補充しましょう。適切な空気圧は車の取扱説明書やドア側面に記載されています。
またタイヤの溝深さをチェックし、摩耗が進んでいる場合は交換が必要です。目安ではありますが、溝が1.6mm未満の場合は危険です。
【交換方法】
- 車をジャッキアップしタイヤを取り外す
- 新しいタイヤを取り付けナットを締める
- 車を降ろしナットを再度しっかりと締める
ただし、タイヤ交換はジャッキスタンドやトルクレンチ、コンプレッサーなど必要な専門道具が多いので、慣れない方は専門業者に依頼することも検討してください。
バッテリーのチェックと交換
車のバッテリーも消耗品なので、必要な道具を揃えられる場合は自身で交換できると施工費を浮かせることができます。
【チェック方法】
バッテリー端子の腐食や緩みをチェックします。腐食が見られる場合は、重曹と水を使って清掃が可能です。
またバッテリーの電圧をテスターで測定し、12.6ボルト以下の場合は充電が必要です。
【交換方法】
- マイナス端子を最初に外し次にプラス端子を外す
- 古いバッテリーを取り外し新しいバッテリーを設置する
- プラス端子を最初に接続し次にマイナス端子を接続する
ワイパーブレードの交換
ワイパーの効果が弱く、うまく水を掃けない場合は、ブレードを交換しましょう。
方法は簡単で、ブレードを立てて古いブレードを新しいものに付け替えるだけです。
このときブレードが勢いよく倒れてしまい、フロントガラスを傷つけないように注意してください。
ライトの点検
車の各種ライトが点かない状態だと非常に危険です。定期的に点検して、ヘッドライト、ブレーキライト、ターンシグナルなどの全てのライトが正常に点灯するか確認しましょう。
バルブが切れている場合は交換が必要です。
【交換方法】
- ボンネットを開けライト裏側のコネクターを引き抜く
- カバーを外す
- バルブを外し新しいものと取り替える
- 逆の手順でカバーやコネクターを戻す
ラジエーター液のチェックと補充
ラジエーター液(クーラント液)は、エンジンを冷却するための液体です。
基本的には車検のタイミングで確認すれば問題ありませんが、走行距離が長い車は点検をしておきましょう。
【チェック方法】
エンジンが冷えていることを確認し、ラジエーターキャップを外します。
基本的にはタンクに「FULL / LOW」もしくは「MAX / MIN」の表示があるので、この範囲に収まっていることを確認してください。
ラジエーター液が不足していたり、ひどく劣化して変色していたりする場合は、補充もしくは交換しましょう。
補充をする場合は、必ず同じラジエーター液を追加してください。
【交換方法】
- ラジエーター液の排液口を開けて排液を受け止める
- 排液口を閉めて新しいラジエーター液を注ぐ
- ラジエーターキャップを開けたままエンジンをかけて空気を抜く
- 必要に応じて再度ラジエーター液を注ぐ
- 気泡が出なくなったらキャップを占める
ブレーキオイルのチェックと補充
ブレーキオイルは、ブレーキを作動させるために必要となる重要な液体です。基本的には2年に1回の交換となるので、自分でできるようになれば経済的です。
【チェック方法】
ブレーキオイルが入っているリザーバータンクを開けます。
残量においては、液面が「MIN」と「MAX」の間にあれば問題ありません。不足している場合は追加しましょう。
ただしオイルが黒く濁っている場合は交換を推奨します。
【交換方法】
- ジャッキで車を持ち上げジャッキスタンドで安全に支える
- タンクの蓋を開け新しいブレーキオイルを準備する
- 透明なチューブをブリードバルブに取り付けキャッチボトルに繋げる
- 新しいオイルを補充する
- ペダルを数回踏みバルブを開閉しながら空気が完全に抜けるまで繰り返す
ワイパーウォッシャー液の補充
ウォッシャー液は消耗品なので、残量が少なくなったら補充しておきましょう。
【補充方法】
- ワイパーウォッシャー液リザーバータンクのキャップを開ける
- ウォッシャー液をリザーバータンクに注ぐ
専門業者に依頼するべき車のメンテナンスの種類
メンテナンスにあたって高度な技術が求められる部分は、専門の業者に依頼するのが基本です。
車検でも定期的にメンテナンスは行いますが、異常がみられた場合は専門業者に依頼しましょう。
トランスミッションのメンテナンス
トランスミッションのメンテナンスは、車のギアシフト機能を維持するために重要です。
これには、トランスミッションフルイドの交換や、内部の摩耗部品の点検・修理が含まれます。
専門的な知識と精密な調整が必要なため、誤った作業はシフト操作の不具合や大きな修理費用を招く可能性があります。
エンジン内部の修理
エンジンの内部修理には、ピストン、バルブ、クランクシャフトなどの部品の交換や修理が含まれます。
これらの作業は高度な技術と専門的な機器を必要とするため、専門業者に依頼するのが一般的です。
電気系統の修理
現代の車は多くの電子制御システムを搭載しており、これらの修理には専門知識が必要です。
電気系統の問題は複雑なので、正確な診断と修理が求められます。
誤った修理は他のシステムに影響を与えかねないので、個人では対応しないようにしましょう。
サスペンションの修理
サスペンションの修理は、車の乗り心地と安全性に直結します。
よくメンテナンスが発生するのはショックアブソーバーやストラットの交換ですが、これには多くの工具と専門的な知識が必要です。
誤って取り付けると車両の安定性を損なうので注意してください。
エアコンの修理
エアコンの修理には、冷媒の取り扱いやシステムの密閉性のチェックが含まれます。
これらの作業は専門の機器と技術が必要であるのはもちろんのこと、誤って作業してしまうとシステムの故障や冷却効率の低下を招く可能性が高いです。
ブレーキシステムの修理
ブレーキシステムの修理には、ブレーキパッドやローターの交換、ブレーキラインの修理、ABSシステムのメンテナンスが含まれます。
同様に高度な技術が必要であるうえ、最悪の場合命にかかわる事故を引き起こしかねません。
ブレーキ関連は清掃とオイル交換のみに留めましょう。
車のメンテナンス費用を抑えるポイント
車のメンテナンスは定期的に行うものです。できるだけ費用を抑えるために、下記の3つに取り組みましょう。
メンテナンスパックの利用
ディーラーや整備工場が提供するメンテナンスパックを利用することで、定期メンテナンスを割安な価格で受けることができます。
突然の高額な修理費用を避けることができるので、頻繁に長距離の運転をする方は検討してみてください。
メンテナンスの記録を保管する
メンテナンスの記録をきちんと保管することで、どの部品がいつ交換されたかを把握しやすくなり、無駄な交換を避けることができます。
また、車を売却する際にメンテナンス履歴があると、高く評価される可能性があるのでおすすめです。
定期的な基本メンテナンスを自分で行う
ここまでご紹介した通り、自分で簡単にできる基本的なメンテナンスを定期的に行うことで、専門業者に依頼する頻度を減らすことができます。
エンジンオイルの交換、エアフィルターの交換、タイヤの空気圧チェックや交換、バッテリーのチェックなどは、自身で対応できると経済的です。
車のメンテナンスについてよくある質問
Q.オイル交換はどれくらいの頻度で行うべきですか?
エンジンオイルの交換頻度は車のメーカーやモデル、使用状況によって異なりますが、一般的には3,000〜5,000kmごと、または6ヶ月ごとに行うことが推奨されています。
詳しくは車の取扱説明書を確認してください。
Q.タイヤの交換時期はいつですか?
タイヤの交換時期は、走行距離やタイヤの摩耗状況によって異なります。
一般的には、タイヤの溝が1.6mm以下になった場合や、走行距離が20,000〜30,000kmに達した場合に交換が必要です。
また、タイヤの側面に亀裂や損傷が見られる場合も交換を検討してください。
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車のメンテナンスは定期的に行うべきですが、乗っている環境や走行距離によって頻度は変わります。
例えば沖縄などであれば、塩害や台風の影響で故障しやすいため、日々の管理が欠かせません。
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