中古車の個人売買とは?取引の流れやメリット・デメリットを詳しく解説
中古車を売買する際は、ディーラーや大手中古車販売会社に依頼する方法が一般的ですが、メリット・デメリットを抑えていれば「個人売買」を選択することもおすすめです。
そこで本記事では、個人売買の利点や注意点、商談から納車までの5つのステップなどを詳しく解説していきます。
さらに、個人売買のリスクを補うポチバイの強みを紹介するので、中古車の売買をご検討の方はぜひ参考にしてみてください。
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個人売買とは何か
個人売買とは、仲介業者を介さず売り手と買い手が直接取引を行う方式です。
詳しくは後述しますが、中古車市場においては、ディーラーや中古車販売店のマージンが省かれるため低価格で見つけやすく、希少モデルやカスタマイズ車両を探す際にも有利になります。
一方で、契約書作成や名義変更などの手続きは基本的に自力で行わねばならず、保証やアフターサポートが限定的、車両の状態判断も自己責任になります。
また、詐欺や支払いトラブルなどリスクが高いため、事前の相場確認、契約書の明確化、エスクロー決済など安全策を講じることが重要です。
個人売買の5つのメリット
ここでは個人売買を利用する5つのメリットを解説していきます。
低価格で購入できる
個人売買は、ディーラーや中古車販売店を介さない直接取引のため、店舗運営費や広告宣伝費、仲介マージンが価格に上乗せされません。
売り手はすでに車両を保有しており、在庫コストを回収しつつ安価に手放したいケースが多いため、市場相場よりも数万円から数十万円安い掘り出し物が見つかることがあります。
予算を抑えたい中古車購入者にとって、個人売買は最もコストパフォーマンスに優れた選択肢のひとつです。
中間マージンが不要
通常の中古車取引では、販売店や仲介業者に対して販売価格の10%前後が手数料として上乗せされます。
しかし個人間取引では、売り手と買い手がお互いに直接合意した価格で取引を成立させるため、中間マージンを完全にカット可能です。
これにより、売り手は販売利益を最大化でき、買い手は相場よりも割安で購入ができます。双方の負担が減ることで、より納得度の高い価格交渉が実現します。
希少モデルやカスタム車を見つけやすい
大手販売店では流通量を重視し、人気のある定番モデルを中心に扱う傾向があります。
一方で個人売買では、オーナーがこだわってカスタムした一台や稀少グレード、限定仕様車などが市場に流れやすくなります。
希少性の高い車両は店舗では見つけにくいため、欲しいオリジナルパーツ装着車や限定カラーなど、個人売買ならではのレアな車を探し出せる点が大きな魅力です。
売り手と直接交渉できる
個人間取引なら、メールや電話、対面で直接コミュニケーションを取れるため、車両状態の細かい質問や整備履歴、使用目的までフランクに確認できます。
仲介者を挟まないことで情報のロスや誤解が減り、信頼をもとにした柔軟な交渉が可能です。
気になる点はすぐに確認でき、条件や納期の調整もスムーズに進められるため、お互いが納得できる合意形成が期待できます。
交渉次第で付帯サービスを追加可能
個人売買では、売り手が購入者の要望に応じて、希望する整備項目や消耗品交換、車内清掃、追加部品取り付けなどのオプションサービスを交渉材料に提供してくれる場合があります。
ディーラーにはないオーナー独自のメンテナンスノウハウや、過去に使用していた純正パーツ・社外品をおまけとして付けてもらえることもあります。
お互いの要望によって、より価値ある付帯サービスが実現しやすいのが個人売買の醍醐味です。
個人売買の5つのデメリット
個人売買には注意点もあります。利用を検討する方は、ここで紹介する5点を押さえておいてください。
手続きや書類準備が煩雑
個人間で売買契約を結ぶ際、売買契約書の作成から名義変更、車庫証明、税金・保険の手続きまで、多数の書類を自力で準備・提出しなければなりません。
陸運局や市区町村窓口の手続きには事前予約や書式の確認が必要で、記入ミスや漏れがあると再提出を求められ、スケジュールが大幅に遅延するリスクがあります。
慣れない公的手続きを何度も行う手間と時間的コストがかかる点は大きな負担です。
保証やアフターサポートが限定的
ディーラーでは車両購入後の保証や点検整備がセットになっているケースが多い一方、個人売買では基本的に「現状渡し」が原則です。
そのため、購入後に不具合が発覚しても、売り手からの保証は期待できず、修理費用は全額自己負担になります。
オプションで民間保証を付ける方法もありますが、保証料が発生するため、トータルコストが想定以上に膨らむ可能性があります。
詐欺・トラブルリスクの増大
個人売買では売り手・買い手が直接やり取りを行うため、車両の実態と異なる情報が伝えられたり、手付金を支払ったまま連絡が途絶える詐欺被害が報告されています。
第三者機関の保証や決済代行を利用しない場合、売買金額や書類の偽造トラブル、支払い後に車が引き渡されないといったリスクが高まります。
取引相手の身元確認や評価制度の活用が必須です。
車両状態の見極めが自己責任
個人売買では販売店のようなプロの検査が入らないため、購入前の車両チェックはすべて自分で行う必要があります。
外装・内装の目視点検や試乗だけでは発見しづらい隠れた修復歴や機関トラブルを見逃す可能性が高く、専門知識がないと後で多額の修理費用が発生します。
第三者による車検整備記録簿の確認や専門家同伴の現車確認が推奨されるのはそのためです。
支払い・引き渡し時のトラブル可能性
取引金額の受け渡し方法やタイミングを売り手・買い手で調整する必要があるため、現金手渡しの際に支払いが遅延したり、振込確認後に車両の引き渡しがスムーズに行われないケースがあります。
条件を明確化しなかったばかりに、手付金をめぐる返金トラブルや、納車前後の責任範囲で揉めるリスクが伴います。
そのためエスクロー決済や第三者立会いでの同時履行を取り入れると安心です。
中古車の個人売買の流れ
ここでは中古車の個人売買がどのような流れで進んでいくのか、5つのステップでご紹介します。
STEP1:商談・お問い合わせ
まずは売り手へのコンタクトから始まります。Webサイトの問い合わせフォームやメール、電話、SNSのメッセージ機能などを使い、車両の基本情報(年式・走行距離・グレード・価格)を確認しましょう。
気になる点は遠慮なく質問し、整備履歴や事故歴の有無、乗り換え理由なども聞き出すと安心です。
また、希望する試乗日時や現車確認の候補日を複数提示しておくと、スムーズに日程調整できます。交渉前に相場情報をリサーチしておくと、価格交渉を有利に進められるでしょう。
STEP2:現車確認・試乗
実際に車両を目視・試乗して、オンラインだけではわからない細かな状態をチェックします。
外装はキズ・へこみ・サビを全方位から確認し、内装はシートの汚れやタバコの焦げ跡、ダッシュボードのひび割れなどを重点的に点検してください。
試乗ではエンジンの始動性、加速・減速時の異音、ブレーキの効き、ステアリングの遊びなどを確かめましょう。
不安な場合は、整備士や知人の同伴を依頼し、専門的なアドバイスをもらうとさらに安心です。
STEP3:契約手続き
購入を決めたら、売買契約書を作成します。契約書には車両情報(車台番号、登録番号、走行距離など)、売買価格、手付金額、支払方法、引き渡し日・場所、名義変更期限などを明記しましょう。
手付金を受け渡す際は領収書を発行してもらい、金額と日付を記録しておきます。
また、キャンセル規定や保証範囲も取り決め、双方が署名・押印してから契約を正式に締結します。トラブル防止のため、契約書はPDFでデータ保管もおすすめです。
STEP4:名義変更・書類手続き
契約後15日以内に陸運局で名義変更手続きを行います。必要書類は、売り手の印鑑登録証明書、委任状、譲渡証明書、車検証、新所有者の印鑑登録証明書、車庫証明書などです。
事前に管轄の陸運局へ予約を入れ、書類フォーマットを公式サイトでダウンロードして正確に記入しておきましょう。
提出後、新しい検査証が発行されれば名義変更は完了です。合わせて自賠責保険の名義変更や任意保険の契約切り替えも忘れないように注意してください。
STEP5:納車・アフターサポート
名義変更と最終支払いが済んだら、車両引き渡しです。現金手渡しの場合は必ず相互立ち会いで行い、領収書を交付してください。
納車後は、オプションで付帯した保証サービスや整備プランの内容を確認し、緊急時の相談窓口やロードサービスの利用方法を把握しておきましょう。
初期点検やオイル交換など、購入後のメンテナンス計画を立てておくと、長く安心して乗り続けられます。
個人売買のリスクを補うポチバイの強み
ここまで個人売買のメリット・デメリットをご紹介しましたが、手間やリスクが気になる方も多いかと思います。
そこで、ここでは個人売買のサポートを行う「ポチバイ」のサービスの強みについて、詳しく解説していきます。
買い手・売り手の直接のやり取りなし
ポチバイでは、従来の個人間売買で必須とされる直接のやり取りをプロのスタッフが代行しています。
これにより連絡先を交換する必要がなく、電話番号やメールアドレスを相手に知られるリスクを排除できます。
もちろん、やり取り履歴がすべて記録されるので、「言った・言わない」の水掛け論にも強く、安全なコミュニケーションが可能です。
プロによる車両の撮影・販売のサポート
売り手はプロのカメラマンや専門スタッフによる撮影サービスを利用できます。
買い手の興味を引くよう、撮影環境を整えて高品質な写真を撮影し、車体のキズや内装状態も細部まで可視化します。
オンライン上での印象が向上し、購入検討者の安心感と興味を引き出す効果が高まるのでおすすめです。
さらに、サイト上で車を検索した方により正確な情報を提供できるよう、車両の詳細情報もまとめて公開いたします。
ポチバイから買い手へのアプローチも行うため、通常の個人売買よりも成約率が高まります。
入金・納車の手続きを代行
ポチバイでは、売買代金の受け渡しから車両の引き渡しまでを一括して代行するサービスを提供しています。
もちろん、売り手・買い手が直接やり取りをすることは一切ございませんので、なかなか入金されないといったトラブルも回避可能です。
また入金確定後の納車作業においても費用をいただくことなく代行いたします。
ポチバイは個人売買において手間のかかる作業をすべて代行しますので、車を安く買う・高く売るを実現しやすい環境が整っております。
中古車の個人売買についてよくある質問
Q.個人売買で必要な書類には何がありますか?
個人売買に際しては、まず車検証や印鑑登録証明書、譲渡証明書(委任状)、売買契約書、車庫証明書、自賠責保険証明書といった公的書類を揃えます。
これらは陸運局や警察署、市区町村役場などで取得し、記載漏れや有効期限切れがないよう細心の注意を払って準備する必要があります。
Q.支払い方法はどうすれば安心ですか?
安全な支払いを実現するためには、プラットフォームのエスクロー決済を利用し、名義変更や納車完了を条件に代金が売り手へ支払われる仕組みが有効です。
あるいは銀行振込を行い、領収書を必ず受領するとともに、契約書に手付金と残金の支払いタイミングを明記して同時履行を図る方法も安心です。
Q.中古車の状態はどうやって見極めるべきですか?
中古車の状態を見極める際は、外装や内装を隅々まで目視し、エンジンルームや下回りのオイル漏れやサビの有無を確認します。
試乗時には異音・振動の有無をチェックし、さらに整備記録簿や第三者検査レポートを参照して、隠れた瑕疵や修復歴を把握することが重要です。
沖縄での中古車売買ならポチバイへ
個人売買は中間マージンを抑えられるぶん、売り手と買い手の直接のやり取りが発生する点でリスクが生じやすくなります。
そのためメリットは理解しつつも、取引を躊躇する方も多いでしょう。
そこでもし中古車売買を検討している方は、相談・見積もり無料の「ポチバイ」へご相談ください。
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