中古車の車検費用はいくらかかる?相場・内訳・安く抑えるポイントまとめ
中古車を所有していると避けて通れないのが「車検」です。
特に初めての車検では、「費用はどのくらいかかるの?」「どこで受けるのが一番お得?」といった疑問や不安を抱く人も多いでしょう。
そこでこの記事では、中古車の車検費用の相場や内訳、依頼先による違い、費用を抑えるコツまでを徹底解説します。車検で損をしないために、ぜひ最後までご覧ください。
【沖縄で中古車を個人売買したい人はこちらから】
沖縄の中古車市場に精通したプロがサポートいたします。
中古車の車検費用の相場
中古車の車検にかかる費用は、車種や年式、走行距離によって大きく変わります。
まずは全国平均や車種別の目安、古さや走行距離による違いを把握し、適正な費用感をつかみましょう。
車検費用の全国平均と車種別の目安
中古車の車検費用は、車種や排気量によって相場が異なります。
全国平均で見ると、軽自動車の車検費用はおおよそ5万円〜8万円程度、普通車では8万円〜12万円が一般的な相場です。
さらに、ミニバンやSUV、大型セダンなどの重量が重い車両は、重量税が高くなるため、費用が13万円以上かかることもあります。
また、輸入車の場合は部品代や整備工賃が高めに設定されているため、国産車よりも費用が割高になる傾向があります。
地域差も多少ありますが、法定費用(自賠責保険・重量税・印紙代)は全国一律です。
整備費や代行手数料が変動要因となるため、どこで、どのような内容で車検を受けるかによって総額が大きく変わる点を押さえておきましょう。
年式・走行距離による費用の違い
中古車の車検費用は、年式や走行距離が増えるほど高くなる傾向があります。理由は、経年劣化や走行による摩耗によって、交換が必要な部品や整備箇所が増えるためです。
たとえば、10年以上経過した車や10万キロを超える車は、ブレーキパッドやタイヤ、バッテリー、タイミングベルトなどの消耗品の交換が必要になるケースが多く、整備費が2万〜5万円以上上乗せされることも珍しくありません。
また、エンジンや足回りに不具合が見つかれば、さらに費用がかかる可能性があります。
こうした追加整備が必要になるかどうかは、事前の点検や見積もりである程度把握できるため、年式や走行距離が多い中古車の場合は、車検前に複数業者で見積もりを取ることが重要です。
車検費用の主な内訳

車検費用は一括りにされがちですが、実際にはいくつかの項目で構成されています。ここでは、法定費用・整備費・代行手数料など、それぞれの内訳について詳しく解説します。
法定費用
法定費用とは、車検時に必ず支払わなければならない公的な費用で、全国どこでも金額は基本的に同じです。主な内訳は以下の3つです。
・自賠責保険料:対人事故に備える強制保険で、軽自動車で約1.8万円、普通車で約1.9万円(24ヶ月の場合)が目安。
・重量税:車の重量に応じて課される税金。車種・年式によって異なり、エコカー減税対象車は軽減されることもあります。
・印紙代:車検の申請・検査に必要な手数料で、1,000円前後が一般的。
これらの費用は、整備内容にかかわらず必ず発生する固定費です。車検時の総額を把握するうえで、まず最初に押さえておくべき費用項目です。
車検基本料・整備費用
車検基本料と整備費用は、業者によって大きく金額が異なる部分であり、最も費用差が出やすいポイントです。
・車検基本料:車両の点検・検査にかかる基本的な作業費で、1万〜2万円程度が一般的です。
・整備費用:検査の結果として必要とされた整備や部品交換にかかる費用です。たとえば、ブレーキパッド、タイヤ、オイル類などの交換が含まれます。
古い中古車ほど、整備項目が多くなりがちで、整備費が5万円以上かかることも珍しくありません。
不要な整備を回避するためにも、見積もり内容をしっかり確認し、必要性を業者に質問することが大切です。
車検代行手数料
車検代行手数料とは、車検を業者にすべて任せた場合に発生する「手続き代行の費用」です。国の検査場に持ち込んだり、書類を作成したりする業務に対して課されます。
一般的な相場は8,000円〜15,000円程度ですが、業者によっては「車検基本料」に含まれている場合もあります。
この費用は、ユーザー車検を選べば発生しません。つまり、自分で手続きを行えば節約できる部分とも言えます。
ただし、手間や検査の知識が求められるため、時間や労力とのバランスを見て判断することが重要です。
費用を抑えたい方は、代行手数料の有無や金額を事前に確認しておきましょう。
車検費用はどこで受けるかで変わる
車検費用は依頼する業者によって大きく変わります。ディーラー、整備工場、専門店、ユーザー車検など、それぞれの特徴と費用感の違いを比較してみましょう。
ディーラー車検の特徴と費用
ディーラー車検は、メーカー正規店で受ける車検で、信頼性と安心感の高さが最大の特徴です。
メーカー基準に沿った点検・整備が行われ、純正部品が使われるため、車の状態を最良に保ちやすい反面、費用は高くなる傾向があります。
中古車の場合でも、細かい部分まで点検されるため、必要以上の整備や部品交換が提案されることもあり、総額は10万〜15万円以上になるケースも珍しくありません。
費用よりも「安心」「保証」「ブランド力」を重視する人や、比較的新しい中古車に乗っている人に向いている車検方法です。
民間整備工場の特徴と費用
民間整備工場(認証工場・指定工場)は、費用と品質のバランスが取りやすい選択肢です。
ディーラーほど高額にならず、車検専門店ほど簡素でもないため、多くの中古車オーナーに選ばれています。
費用相場は8万〜12万円前後が一般的で、整備内容を相談しながら調整できる点もメリットです。
車の状態や予算に応じて、必要な整備だけを選べる場合が多く、無駄な出費を抑えやすいのが特徴です。
ただし、工場ごとに技術力や対応に差があるため、口コミや実績を確認して選ぶことが重要です。
車検専門店の特徴と費用
車検専門店は、短時間・低価格を売りにした車検サービスを提供しています。
広告などで「格安車検」として見かけることも多く、費用相場は6万〜10万円程度と比較的安価です。
点検項目を最低限に絞り、スピーディーに車検を通すのが特徴ですが、その分、整備内容は必要最小限になる傾向があります。
追加整備が必要な場合は別途費用が発生するため、最終的な総額は見積もり次第です。
費用を抑えたい人には魅力的ですが、整備内容や保証の有無を事前にしっかり確認することが欠かせません。
ユーザー車検で節約する方法
ユーザー車検とは、整備工場などに依頼せず、自分で運輸支局に車を持ち込んで車検を受ける方法です。
業者の基本料や代行手数料が不要になるため、支払うのは法定費用と最低限の整備費のみで済み、最も安く車検を通せる方法といえます。
ただし、事前点検や書類準備、検査ラインの手続きなどをすべて自分で行う必要があり、車の知識や時間が求められます。
不具合があれば不合格になる可能性もあるため、車の状態を把握できる人向けの節約手段として検討するとよいでしょう。
中古車の車検費用を抑えるためのポイント

車検費用は工夫次第で大きく節約できます。ここでは、無駄な整備を避ける方法や見積もりの活用、自分でできるメンテナンスなど、具体的な節約術を紹介します。
無駄な整備・部品交換を避ける
車検費用を抑えるためには、本当に必要な整備だけを見極めることが重要です。
業者によっては、安全基準を満たしているにもかかわらず、早めの交換を勧められるケースもあります。
たとえば、タイヤやブレーキパッドの残量が十分あるにもかかわらず「念のため交換しておきましょう」と提案されることがあります。
もちろん、安全面を考慮することも大切ですが、車検に通すためだけの整備と、予防的な整備を分けて考えることで、無駄な出費を防ぐことが可能です。
見積もりの際は、どの整備が「必須」で、どれが「推奨」なのかを明確に確認し、不明点は遠慮せず質問しましょう。
事前見積もり・比較で賢く選ぶ
車検費用は業者によって大きく異なるため、必ず複数社から見積もりを取り、比較することが大切です。
同じ車でも、整備内容や部品の価格、工賃、代行手数料などが違うため、1社だけに依頼すると高い金額をそのまま支払うことになりかねません。
インターネット上には、無料の車検一括見積もりサービスもあり、地域や車種を入力するだけで複数の業者の料金を比較できます。
比較する際は、費用の安さだけでなく、整備内容や保証の有無、口コミ評価なども総合的にチェックしましょう。
見積もりの段階で賢く業者を選ぶことが、車検費用を抑える第一歩です。
車検前に自分でできる簡易メンテナンスを行う
車検前に自分でできる簡単なメンテナンスを行うことで、整備費用を抑えられる場合があります。
たとえば、ウォッシャー液の補充、ワイパーゴムの交換、ライト類(ヘッドライト・ブレーキランプ・ウインカーなど)の点灯確認と交換、タイヤの空気圧調整などは、特別な工具がなくても自分で対応できる項目です。
これらが不備のままだと、車検時に交換費用や工賃が追加されてしまうことがあります。
事前に自分で点検・対処しておくことで、整備工場での作業を減らし、結果的に車検費用の節約につながります。
少しの手間で数千円〜1万円ほどの節約になることもあるため、ぜひ実践しましょう。
車検を通すか買い替えるかの判断基準
車検を機に、今の車に乗り続けるべきか悩む人も多いでしょう。年式や走行距離、今後の維持費やライフスタイルに合っているかをもとに判断することが重要です。
車の年式と走行距離

車検を通すか買い替えるかを判断する際、車の年式と走行距離は非常に重要な指標です。
一般的に、年式が10年以上、走行距離が10万km以上になると、消耗部品の劣化や不具合が出やすくなり、車検時の整備費用も高くなる傾向があります。
たとえば、ブレーキ・足回り・エンジン関連など、劣化が進む箇所の交換費用がかさみ、10万円以上の追加費用が発生することもあります。
また、年式が古くなるほど中古車市場での価値も下がるため、下取り価格がつかなくなる前に買い替えるという選択も視野に入れるべきです。
今後何年乗り続けるかを考慮し、年式と走行距離が限界に近づいているなら、買い替えを検討するタイミングといえます。
今後の修理・維持費の見通し
車検時にかかる費用だけでなく、今後どれくらい修理や維持費がかかるかを見通すことも重要です。
たとえ今回の車検費用が比較的安くても、冷却系や電装系、ミッション、エアコンなどの高額修理が近いうちに必要になりそうな兆候があるなら注意が必要です。
また、燃費が悪かったり、自動車税が高かったりする場合、長く乗り続けることでトータルの維持費はかえって高くなる可能性もあります。
定期的に故障が続いている場合や、1年ごとに何かしらの修理が発生しているなら、「乗り換えたほうが経済的」という判断も現実的です。
短期的な支出だけでなく、中長期的な出費をトータルで考えることが、賢い選択につながります。
現在の車がライフスタイルに合っているか
車検を機に見直すべきもうひとつのポイントが、現在の車が今のライフスタイルに合っているかです。
たとえば、家族構成が変わった、通勤スタイルが変わった、引っ越して駐車環境が変化したなど、生活の変化により、今まで快適だった車が使いづらくなることがあります。
軽自動車では手狭になったり、逆に大きすぎて取り回しが不便になったりすることもあるでしょう。
また、長距離移動が増えた場合には、燃費や乗り心地も大切な選定基準になります。
車は単なる移動手段ではなく、生活の質や快適性に大きく関わる存在です。
「少しでも不便さを感じている」「もっと快適な車が欲しい」と感じているなら、車検のタイミングで買い替えを検討するのもひとつの有効な選択です。
車検時に注意したい中古車ならではのリスク
中古車は車検時に思わぬトラブルが発覚することもあります。ここでは、車検に通らない可能性や、古い車にかかりやすい追加費用のリスクについて解説します。
車検が通らない可能性がある
中古車では、車検が通らない可能性がある点に注意が必要です。
特に、過去の所有者が車を改造していた場合や、整備不良が長期間放置されていた場合には、保安基準を満たさず不合格となることがあります。
たとえば、車高調整・マフラー交換・ライト類の光量不足など、見た目ではわからない部分が原因で車検に通らないケースも珍しくありません。
また、フレームや足回りなどの重大な構造部分に損傷があると、修復も高額になり、最悪の場合、買い替えを余儀なくされることもあります。
中古車を購入したばかりの方は、購入前に点検記録簿や整備履歴を確認しておくことが大切です。見えないリスクを事前に把握することで、想定外の出費を防げます。
古い車は追加費用がかかる可能性が大きい
古い中古車は、経年劣化によって追加の整備費用がかかりやすいというリスクがあります。
見た目がきれいでも、内部のパーツや配線、ゴム部品、センサー類などが劣化している可能性があり、車検時の点検で不具合が見つかることも少なくありません。
たとえば、ブレーキホースのひび割れやマフラーの腐食、サスペンションのオイル漏れなどは、安全に関わるため交換必須となり、高額な修理費が発生します。
また、古い車ほど部品の在庫が少なく、取り寄せに時間や追加コストがかかることも多いです。
事前に整備履歴を確認し、「今回の車検でいくらまでなら出す価値があるか」を明確にしておくことが、後悔しない車検判断のカギになります。
中古車の車検費用についてよくある質問
Q.中古車の車検費用はいくらくらいかかる?
中古車の車検費用は、車種・年式・走行距離・整備内容によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
軽自動車:約5万円〜8万円
普通車(小型):約8万円〜12万円
普通車(大型・輸入車など):約12万円以上
法定費用(自賠責保険・重量税・印紙代)は固定ですが、整備費や手数料で大きな差が出ます。
Q.中古車だと車検費用は高くなりますか?
一般的に年式が古くなるほど、整備が必要な箇所が増えるため費用は高くなりやすいです。
特にブレーキ・マフラー・タイヤ・オイル漏れなどの劣化が進んでいると、追加整備費がかかることがあります。
Q.車検費用の見積もりを取るにはどうすればいいですか?
整備工場や車検業者に電話・Webフォームで依頼するか、車検一括見積もりサイトを利用するのが便利です。一括見積もりなら、複数の業者の料金とサービス内容を比較できます。
沖縄での中古車売買ならポチバイへ
中古車の車検費用は、車種や車の状態、依頼する業者によって大きく異なります。
費用の内訳や相場を正しく理解し、信頼できる業者を比較・選定することで、無駄な出費を抑えることが可能です。
車検か買い替えかの判断基準も押さえて、賢く維持費を管理しましょう。
そこでもし沖縄での中古車売買を検討している方は、相談・見積もり無料の「ポチバイ」へご相談ください。
専門担当者による整備はもちろん、安心の個人売買を実現します。
